ウイスキーとは
2.トウモロコシなどの穀物を原料とした「グレーンウイスキー」
3.上記2つを組み合わせた「ブレンデッドウイスキー」
シングルモルトウイスキーとは、1つの蒸溜所のモルトウイスキーだけで作られたウイスキー。
〈5大ウイスキー〉
スコッチ:麦芽を乾燥させる際に用いるピートという泥炭の燻し香が特徴。
カナディアン:5大ウイスキーの中で1番癖がなく、麦の香りが優しい。
アメリカン:内側を焼いたホワイトオークの樽で熟成され、甘く香ばしい芳香が特徴。
アイリッシュ:モルトの乾燥に石炭を使用し、まろやかで穏やかな風味が特徴。
ジャパニーズ:日本特有の優美さ・繊細さ・熟成香・味わい共にソフト。スモーキーフレーバーは控えめ。
ハイボールの黄金比
《ジン》
ジンとは、ベースのスピリッツ(お酒)に果皮やスパイスなどの「ボタニカル」を数種類加え蒸留し、風味付けされたもの。
ベーススピリッツの原料は、ライ麦、大麦、じゃがいも、トウモロコシなどの穀物や、廃糖蜜(砂糖を精製する時に発生する糖分以外の成分も含んだ粘状で黒褐色の液体。英語でモラセス、モラッセス。)などの蒸留酒で、ウイスキーと違って熟成しない。
一度発酵させたアルコールを沸騰させ、その蒸気を集め、蒸留させ製造する。
クラフトジンでは米やリンゴなどを原料とし、製造方法は特に明確な定義はない。「小規模で独立している醸造所で、伝統的且つ革新的な製法で作られたジン」である。
ベーススピリッツに、「ジュニパーベリー」を筆頭に5〜10種のボタニカルを加え蒸留させる。
この組み合わせにより、世界に6000種類以上の銘柄が存在する。
シェイクとは
《目的》
1.混ざりにくい材料を混ぜ合わせる
2.温度を下げる
3.カドをとる
《手法》
ビルド→ステア→シェイク
・ビルド
グラスでバースプーンで混ぜるのみ
・ステア
ミキシンググラスで氷と共にバースプーンで混ぜ、氷を除いた中身のみをグラスに注ぐ
・シェイク
容器に氷・原料を入れ、振った後氷を除いた中身をグラスに注ぐ
ソフトシェイク:
氷を極力溶かさないようにやわらかくシェイクする。ブランデーベースやブレンダーなどでまわした材料を緩やかに混ぜる時に使用
ミドルシェイク:
比重が違う2種類以上の場合に使用
ハードシェイク:
クリーム系などの混ぜにくく空気を混入させ食感を変えるものや、度数の強いカクテルに空気を含ませ、口当たりをまろやかにするために使用
1~4段振りがあり、ひねりを入れる場合もある。
手首の柔軟性・リズム・筋力が必要。
温度の高い手のひらがシェーカーに当たらないように注意。
右利きの場合
右手:親指でトップをおさえ、薬指と小指でボディを挟み、人差し指と中指でストレーナー(濾し器)を支えて持つ。
作るものにより、作り方が変わる。
Cooktailとは
《cooktailの語源》
1.オンドリの尾
メキシコのユカタン半島のカンペチェで少年がオンドリの尾に似た枝でmixed drinkを使っていたのを見たイギリス人が名前を聞いた時に、木の枝と勘違いし「コーラデガチョ:英訳Tail of Cook」と答えたのが始まり。
2.鶏尾
アメリカの独立戦争中に、半独立派の館から盗んだ雄鳥の尻尾をmixedした酒の瓶に刺していたのを見た独立派が、「カクテル万歳」と叫んだ事から始まった。
3.コクチェ
ニューオーリンズで病人用のラムをベースにした卵酒を、フランス人がコクチェと呼んでいたものが一般化し、「コクテール」と呼ぶようになった。
I.B.A(国際バーテンダー協会)には、オンドリ説が記載されている。
《歴史》
古代ローマにワインの酸化・劣化を防ぐために草の根や木の皮を混ぜて保存していた事から、「ベースとなるお酒に何かを加える=カクテル」になった。